脚本の作成について

虹道楽プロジェクトでの動画化において、原則的にはTRPG形式で物語の進行を確定させて、これを元に動画制作を行う事を想定しています。例えるなら、配信をやった後に、これを見やすくする為の切り抜き動画を作るようなイメージです(もちろん本当に配信の切り抜きをするわけではなく、清書するようにガッツリ編集してもらいます)。

二次創作に取り組むうえで、仮に作品が面白かったとしても、キャラの改変や一部キャラの出番の数や優遇に不満を感じる方は確実に出てきます。それから虹道楽では複数人で作品を作っていくので、もしかしたら物語の展開において、メンバー同士で揉める事もあるかもしれません。そういった懸念を解決する方法として、物語の進行を「運」に任せるのが最適解であると虹道楽は考えます。物語の進行を運で決める事によって、物語の説得力と視聴者の納得感が生まれやすくなります。

作品単体の魅力で勝負する事を避けて、作品をヒットさせる打率を上げるという狙いもあります。制作者が一方的に作品を作って公開するよりも、ファンも創作に参加出来るやり方を取った方が、作品を受け入れられやすくなります。更に、仮に作品の内容がつまらなかったとしても、このやり方だと視聴者が話題にしやすいです。駄作を作って空気になるのと、話題になって叩かれるのとでは天と地の差です。それにもし仮に物語がつまらなかったとして、TRPGなら「ダイス結果を楽しむ」という逃げ道があるので、コンテンツを楽しむにおいて最低限のラインは自動的にクリア出来るという利点もあります。

またTRPGというやり方は、視聴者のアイディアを反映しやすいコンテンツです。ダイスを振る時は、物語の展開がどう転ぶのかをファンと肩を並べて見守る事も出来ます。二次創作とは原作の魅力を広めて原作を応援する為の創作活動でもあるので、ファンと一緒になって盛り上がってこそ、二次創作は最大の威力を発揮します。また顧客にとっての自己実現の余地を作ることも、これからの時代は重要になってくるはずです。

動画化する前にTRPG配信を行うのは、著作権者の意見や要望を差し込みやすくする為の措置でもあります。動画の内容に問題があった場合に、著作権者から削除依頼が来る事もあるかもしれません。しかし、こういった事態は可能な限り避けるべきです。配信の段階で物語の概要を事前公開する事によって、動画化する前に苦情を受け付ける形をとって、その対策を行うという目的も含まれます。

TRPG配信におけるプラットフォームの選択は自由です。Twitterで票を集めたり、やる夫スレでスレを立ててダイスを振ったり、ニコニコ動画やTwitchを利用しても構いませんし、独自のチャンネルでTRPGの配信を行っても構いません。それから派閥自らで演者を務めるのも、人から見られるのが得意な人に配信を任せるのも、どちらでも構いません。これに関しては配信活動から得られる利益を追求するよりも、どうすればプロジェクトを成功へ導く事が出来るのかという事を重視して企画を立てて欲しいと考えています。

ライブ配信を行う場合は、虹道楽のサブチャンネル:虹道楽チャンネルで配信を行っても構いません。ちなみに当チャンネルでライブ配信を行う場合は、派閥ポイントを付与します。

TRPGのスケジュールが決まったら、ahalemaに伝えて頂ければ「虹道楽ネットワーク」に日程と場所を掲載して、TRPGの広報に協力します。

目次

当サイトに脚本を投稿する場合

当サイトにおける脚本の投稿は、仲間と創作の方針を共有する事が主な目的です。上記で「ダイスを振って、運で物語の展開を決める」と説明している通り、脚本をそっくりそのまま動画化するわけではありません。仲間と一緒に分岐ルートの内容や、TRPG配信における作戦を話し合って、脚本の中身を後で盛る事を前提としています。

TRPG風に脚本を改変するのは後からで良いので、当サイトに投稿する脚本はTRPGを意識しすぎず、シナリオが分かりやすいように書いて下さい。何を作りたいのかという事を、読み手に分かりやすく書いて下さい。

脚本サンプル

既に物語のある漫画やアニメの二次創作、物語が用意されているわけではないYouTuber、VTuberの二次創作の例として、二つ脚本のサンプルを用意しました。あくまで脚本の書き方を説明する為に書いたサンプルであり、私自身が作品を作るわけではないので序盤しか作っていませんが、当サイトに脚本を投稿する場合は、一話分の最後までは通しで書いて下さい。

ちなみにahalemaは脚本サンプルを完成させる気が無いです。これらのネタを使いたい派閥がいれば、使っても構いません。実際にTRPGとしてこれらのネタを行う場合は、派閥としての著作権も認めます。

ところで私自身は作品を作る気があまり無く、私はキャラクターのセリフを考えるのが苦手なので、あまりクリエイターとしての能力には期待しないで下さい。私は自分のセンスには自信がありますが、一つの事を極める事が出来ない(やりたくない)人間なので、たゆまぬ努力が必要なクリエイター業は無理です。

私の主な役割は、虹道楽全体の戦略における方向性を示す事と、仲介役、メンバーの審判役といった、メンバーが快適に活動する為の環境を作る雑用係です。私の仕事はメンバーがクリエイターとして活躍する為のハードルを下げる事です。

私は作家ではなく、作家になる気がありません。しかし意見を求められた場合は応じたり、アイディアの提供くらいはします。出版社における編集としての役割は果たすつもりです。私が思った事は言いますが、私が作るよりも面白くて魅力的な作品を是非作って下さい。

形式の説明

上記二つのどちらかの脚本サンプルを読んだ後に、下記の説明をご覧ください。

既存の二次創作を取り扱う場合は、「元ネタ」として作品元のURLを掲載して下さい。MMD動画、やる夫スレ、二次創作漫画、二次創作SS等の元ネタがある作品を動画化する場合、元ネタとなる作品を消す必要も無ければ、更新を止める必要もありません。元々はR18だったとしても、全年齢向けに改変するのであれば歓迎します。注意点として、これは原作の事ではありません。原作は後述の「テーマ」に作品名を記載して下さい。

「テーマ」として、物語のジャンルや扱う原作元の作品名を書いてください。

「作品紹介」では当作品のセールスポイントの説明をして下さい。なるべく原作を知らない方にも理解できるような内容にして欲しいのですが、せめて原作を知っている方に伝わる内容の説明文を書いて下さい。読者へ向けて、当作品にどのような魅力があるのかをアピールしましょう。

「創作コンセプト」ではどのような世界観で、どのように物語を進行していくのかの説明をして下さい。物語の全体像を端的に説明しましょう。セカンドクリエイターへ向けて、どのようなプランで動画制作を行っていくつもりなのかを書きましょう。

脚本サンプルでは、一番最後に脚本とは無関係な内容を見出しを付けて書いています。ここでは脚本とは無関係かつ、伝えたい情報があれば、このような形で書いて下さい。例えば「こういった人を募集している」「こういった事をしたいので協力してくれる派閥を探している」「私のチャンネルでTRPG配信をしたいと思っている」といった内容です。

アイキャッチ画像は自分で絵を描いても、ネットで拾った画像を使っても構いません。あくまで作品の内容やイメージを分かりやすく伝える事が目的なので、その要求に応えられるような画像を使う事をオススメします。

脚本サンプルの「【1D10:7】~~」はダイスを振るタイミングと、引き当てたダイスの出目の内容を表しています。【1D10:7】とは、1個の10面ダイスを振った結果、7という出目が出たという意味です。ただし、このダイス目はなんでも良くて、大事なのはダイスを振る分岐点のタイミングを明示する事と、分岐で何をしたいのかを示す事です。

完全オリジナル作品を創作しても構いませんが、オリジナル作品として創作してはいけないジャンルがガイドラインに定められているので、しっかりと目を通しておいてください。

脚本サンプルの作中にある通り、どのような描写を入れるのかの簡単な説明も入れてください。動画の演出や、場面転換を入れる箇所についても、その説明を入れましょう。ただし脚本は小説ではないので、セリフを主とした内容で書きましょう。

どのような結末に辿り着くのかという、終着点もザックリ書きましょう。それから物語の長さが想定より長くなったとしても、短くなったとしても構わないので、何話くらい続くストーリーなのかの目明日も記入してください。終着点が見えていないとエタる可能性大なのと、他のメンバーによるサポートもしにくくなります。シーズン2を作る事を前提とした結末でも構いません。更には制作していく過程で物語の結末が変わったとしても問題ないので、目標を立てましょう。完結させるという意思が大事です。

最初から最後まで作られてある軸となるストーリーラインがあれば、仲間と方針の共有がしやすくなり、分岐の展開も作りやすくなります。既に分岐ルートの展開を想定していた場合でも、当サイトで記事を投稿するのであれば、いずれかの選択肢を選んだという仮定で一本道のルートの脚本を投稿して下さい。

実際に分岐点をどう扱うのかについては、ノベルゲーのように分岐の展開を事前に考えておくのも良いと思いますし、物語構成だけ配信で決めて、セリフは後から作るのでも良いと思いますし、あるいは即興で話を作るのも自由なので、そこは仲間と戦略を話し合って創作して下さい。

ところで、「パクリ」と「再現」は別物です。私達は再現者であって、パクラーではありません。他人の創作物を自分の作品だと偽って創作するという行為は、これは断固として避けたい事なので、パロディを逸脱したパクリの疑惑のある作品を見かけた場合は、コメント欄で指摘して下さい※。ただし、言いがかりはやめましょう。パクリ犯とパクリ警察どちらも含め、悪質な場合は荒らし行為とみなします。何かを参考にしたのであれば、「○○を参考にしました!」と正直に言いましょう。それを周知させたうえで軌道修正していけば、あるいは元ネタを有効活用して創造性を発揮すれば、パクリではなくなります。

  • WordPressはリビジョンで投稿の履歴が見れるので、パクったらバレます。

投稿の規格

「脚本」のカテゴリを付けて当サイトに記事を投稿して下さい。脚本は「脚本サンプル」の書き方で制作して下さい。

「コメントを許可」のチェックは外さないで下さい。

既に二次創作を別の媒体で作ってある作品は、その作品のリンクを「元ネタ」として一番上に書いてください。脚本サンプルに記載されてある、謎のリンクはその例です。

当サイトで投稿する脚本の文字数は下限5000文字から上限12000文字とします。脚本の文字数は描写の説明文や、セリフの主体となるキャラの名前、「場面転換」といった文字も含めてカウントします。脚本の文字数とは別カウントで、物語の説明文は下限の指定は無しで上限2000文字とします

投稿した記事を編集する事は出来ませんが、コメント欄から寄せられた意見等を参考にしてブラッシュアップしたい場合は、同じ内容の脚本を再度投稿して下さい。ただし、一日につき投稿は3回までの制限があるので、よく吟味して脚本の投稿を行うようにしてください。

ところで、もし作品の添削やブラッシュアップだけを希望する場合は、「添削希望」のカテゴリを用意しているので、これを付けて記事を投稿して下さい。「添削希望」に関しては規格の指定はありません。文章だけに限らず、漫画のネーム等を載せても良いのではないでしょうか。作家として切磋琢磨したい方は、ご自由に活用して下さい。

TRPGのアイディア

視聴者の意思を反映しやすいTRPGのやり方として、「投票の%に応じてダイスを振る」といった方法で進行を決めるのも面白そうです。要するに、二択の投票で35%と65%の投票結果が出たら、35:65に出目を振り分けた100面ダイスで進行を決めるといったやり方です。これだと視聴者数がどれだけ多かったとしても、公平に視聴者の意思を取り入れる事が可能です。

YouTubeで最近流行っている「○○で一番××そうなのは?」のようなアンケートを活用するのも良いかもしれません。

他にもこれを応用して、例えば

演者に何かしらの芸をやらせる

→視聴者の投票で芸の評価をしてもらう

→投票結果の割合でダイスを振る

といったやり方も面白そうです。

ダイスという手法に限らず、視聴者からの投票数をそのままダイス結果の代わりに使っても良いですし、投票数の1桁で選択肢を決めるとかも面白そうです。

ボードゲーム風、あるいはテレビゲーム風にTRPGの配信を企画するのもオススメします。配信の見ごたえもありそうですしやり方によってはこれを商品化する事も可能かもしれません。

それから、もし登場人物の代弁者たる作品の原作者や、二次創作に出演しているVtuberの意見を聞く事が可能な状況であれば、本人に選択肢を選ばせるのもアリです。本人に競技をさせて、勝敗結果を脚本に適用するのも良いかもしれません。

コミュ障派閥用のアイディア

当プロジェクトには、コミュ障で超優秀な方だけが集まったコミュ障派閥も存在するかもしれません。コミュ障が集まって会議をやっても、ロクに会話が成立せず時間の無駄になってしまう可能性が高いです。そんな方の為に以下の方針を提示します。

チャットのやり取りでプロットだけ作ってしまう、あるいは既に出来上がっている脚本を構造化する。

→各々が脚本を1人で全て作成

→集まって各々で脚本を見せ合い

→チャットで話し合って脚本を組み合わせて、分岐ルート込みで完璧に作り込む

完璧に脚本を作り込んだうえで、TRPG配信はパフォーマンスが得意な他の派閥に任せてしまいましょう。伝手があるなら虹道楽関連以外の外部の演者を頼っても良いです。

配信が低クオリティなせいで、肝心の作品の評価も下がっては本末転倒です。TRPG配信を上手くやる自身が無い場合は、広告費に金を突っ込むような気持ちで他人に丸投げする事をオススメします。

それからこれはコミュ障派閥に限った話ではありませんが、会議を行うのであれば、事前にメンバーに議題を周知しておく事を推奨します。会議が始まってから議題を出すと、生産的な会話が生まれにくくなって、時間の無駄になる可能性が高いです。

動画制作のルール事項

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なぜ二次創作を作るのか

当プロジェクトは、二次創作を表舞台に上げる為の仕組みを作る事を目的として立ち上げるプロジェクトです。その為に私は様々な文章を書き連ねていますし、計画を考えています。

しかし、上記の内容に目を通して思った方もいるでしょう。

「別に二次創作に頼らなくても、オリジナル作品でも成功するのではないか?」と。

派閥は誰を贔屓しようと自由にして構わないのですが、虹道楽全体としては、ゲームマスターとして、著作権者とクリエイターの、フェアプレイと活躍の自由を守る為に中立を保ちます。スポーツの八百長を求めてくるような特別待遇を要求されたら、誰が相手であろうと、虹道楽の独立性を守る為にも突っぱねるつもりです。

もし仮にこのやり方が嫌われて、著作権者の賛同を得られずに二次創作ガイドラインの収集活動が破綻した場合、私達はオリジナル路線に切り替えます。その状況に備えて西閥もやりますし、おそらくSTRPGは二次創作でなくても当たるはずなので、私が当プロジェクトを立ち上げる目的とはズレますが、そうなったとしてもなんとかするつもりです。

もしかしたらオリジナル作品を作って権利を独り占めした方が、私達の利益は増えるかもしれません。

しかし、それでも長期的な視点で物事を考えるなら、二次創作を作った方が私達の生存率は上がります。何故なら、二次創作を作った方が、多くの人を巻き込む仕掛けを作りやすくなるからです。

オリジナル路線で私達が成功したとしましょう。しかし、その成功がいつまで続くかは分かりません。人は同じコンテンツを見続ける事はなく、いつか飽きます。飽きたら他のコンテンツを探しに行くわけですが、その時に虹道楽と全く関係ないコンテンツに顧客が定着すると、一度離れた顧客が虹道楽に戻ってくる確率は大きく下がります。

顧客が飽きて市場から離れる事を前提に考えるのであれば、離れるとしても、私達と関わりのある市場へと行ってもらった方が都合が良いです。繋がりのある市場を行き来してもらった方が、顧客が戻ってくる確率は高くなります。だからこそ小さい市場を独占して顧客を囲い込むよりも、コンテンツのネットワークによる巨大な市場を作った方が、市場が長持ちしやすいので、長い目で見るならその方がお互いにとって得をします。

そもそもコンテンツの価値とは、なにも利益を得る事が全てではありません。二次創作はただ利益を得る為だけのコンテンツではなく、二次創作には「文化を継承する」という重要な役割があります。

二次創作活動を通じて原作を応援して広めたいとか、このキャラクターのこういうシーンが見たいとか、こんな事やったら面白そうとか、利益を度外視した理由で二次創作を作っている方も多いのではないでしょうか。

ところで歌舞伎の「とんぼ」をご存知ですか?これは主役を引き立てる派手な演出を作る為に、「やられ役が」バク中等の派手な体術を披露する演技の事をいいます。分かりやすい例だと、仮面ライダーのショッカー役が、派手にやられる演出としてバク転を披露する事がありますが、アレです。主役が体術を披露するのではなく、脇役が技を極めている事になんとも日本の独特な美学が感じられるものですが、このような感性は二次創作というコンテンツにも通ずるものがあります。

主役を引き立たせる為に、私達も脇役としての高度な実力を発揮していきましょう。

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